ともかく「絵」が好きなのです。今は便利な時代で、様々な時代、地域、ジャンル、製作者の原作にふれる機会があり、美術史とは別に触れられるものは全て個人個人の現在として受け取れます。私は絵を描いてアーティストや芸術家になろうというのではありません。好きな絵を手元においておきたいと思う気持ちが自分に絵を描かせるのです。自分の絵好きは個人的なことで、初めに触れて好きになった絵画のスタイルが好きなので、その後の勉強によって得た様々な知識は知識としてはあるのですが、本心から好きになれるものではありませんでした。絵が好きになるなどというのは特別なことで、その時の状況や時代や暮らしていた地域や人間関係や様々な要素が絡み合って自分史が生じ、その中でその時でなければ絵には出会えなかった必然が自分なりにあるものです。個人史の中で、その人なりの絵の故郷があります。





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by カネダオサム


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