表現主義の考えもしくは論理では絵画が対象の印象から離れてその絵画を見る者の印象を作品の目標とするような脱絵画を良しとしました。美術における絵画の対象性を持つという特殊性を無視し始めたのです。脱絵画の兆候からその発展、歩みを高く評価しました。それらの作品は模様の美術と同じですが、出自の違いにより、アートとデザインに分離されています。デザインでは美しく調和したものが第一に挙げられますが、アートでは歪み屈折し堆積した憎悪のようなものが重い作品として高く評価されるようになります。それは脱世界、脱絵画に拘泥した信仰のかたちなのでしょう。それらの視覚的な効果は絵画とは別の次元のものと感じています。





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by カネダオサム


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