イコンの影響を強く受けている作風ではシャガールが最も活躍したのではないでしょうか。ロシニョールやロバ、花束や天使の羽、花嫁や魚などイコンを数多く構成した絵画を生涯描き続けました。ロシア革命でマレヴィッチらと協力しあっていたときから、主張の明確な彼らとの絵画観の違いを強く意識した結果なのではないかと思います。シャガールもキュビズムの影響下で独自のスタイルを生み出していますが、造形主義だけでは足りず、やはり絵画の本質をイコンに見たのでしょう。




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by カネダオサム


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